変なスタートアップに当たらないためのノウハウ

私は今月は無職。来月からまたお仕事。
直近でキャリアを考えたので、暇なのでキャリア相談したい人を募集してみた。

単に就職おめでとうという意味のいいねも多かったと思うけど、反響が割とあった。
元々の知り合いではないけども、話したいという方が出てきてくれたので今日はランチに行っていた。

さて、そこでふと出た話で、「変な会社をどう避けるか」という話題があった。
と言うのも、その方は地方から上京してきて、AI系スタートアップに就職したものの、1ヶ月ほどで会社のかなりの人数が会社都合でクビになったとのこと。そんなこともあり、次の会社は外れくじを引きたくない、という気持ちでの質問だったようだ。

さて、私なりの答えだけども、こんなことを話した。


次の2点が大事

  • ビジネスモデルが納得のいくものか。顧客が誰で、なぜ商品に価値があってお金を払ってくれるのか。
  • テックブログや広報記事など、その会社のアウトプットがまともなものか。

改めて家に帰って考えてみると、これらのことを自分の就職活動でも無意識にやっていたなと思う。もうちょっと考えてみると、財務的なところでPL・BSがしっかりしているかどうか、その他アウトプットがしっかりしているかどうかを見ているのではないかと考えた。
タイトルは「変なスタートアップに当たらないためのノウハウ」としたが、私の偏見がしっかりたくさん盛り込まれているので、キャリアを考えている皆さんは、参考程度にするくらいにしてもらったほうが健全かと思う。

お金周りについて

ビジネスモデル(PL的思考)

ちゃんと稼げるスタートアップなのか、ないし、怪しいビジネスをやっていないか、という視点。
スタートアップは10年で9割(99%だったかも)は潰れると聞いたことがある(※要出典)。結局のところお金が稼げないビジネスの会社は潰れる。エンジニアがいくら高待遇で入ろうが、金がなくなれば絵に描いた餅。

商品にニーズがあるのか、それか初期のスタートアップなら、少なくとも類似品に誰かがお金を払っていて潜在ニーズがあるか。
それに対して、どうやってその商品を調達・製造しているのか。商品製造や人件費など基本的なところでコストがどれくらいかかるのか。

これって結局のところ、財務的な言葉でPL的な考え方。お金の入り口と出口。 そういう基本的なところがしっかりしていないと「AIを使っているから」とか「元⚪︎⚪︎の偉い人がジョインしているから」とかは、ちゃんと腰を据えてやるという意味だとあんまり関係ないように思える。

お金の出所(BS的思考)

使っているお金がどこから出てきているかというのも、会社の進む方向性にすごく影響する。

エクイティ(株式)での調達の場合

自分が会社の名前を知らなくても、名の知れたVCから調達していたりすると安心材料。結構お金がかかりそうなビジネス(研究系や、在庫がたくさん必要なやつとか)なのに調達が少ないと、大丈夫かな?って心配になっちゃう。
お金を使う用途がないのに、調達が大きすぎても、お金ばかり溶けてPLが成り立っていかないってなりやすいので、そこら辺の塩梅は難しいんだろうなと思う。 エンジニア目線だと、どれくらいのランウェイ(そのまま行くとどれくらい生き残れるか、的な)があるかが分かって、その寿命が伸びる条件がPLと合わせて納得できるといいと思う。

外部資本を入れているので、良くも悪くも成長圧力がかかりやすいので社風に影響する。会社としてはのんびりはできない。投資している人もお金を増やして欲しいので。

デット(借金)での調達の場合

初期だと確か日本政策金融公庫とかが無担保・利子低めでお金貸してくれやすいと聞いたことがある。 ビジネスの失敗可能性が低いともうちょっと一般的な銀行からお金を貸してもらえるようになる。銀行はビジネスの確実性をめちゃめちゃちゃんと見る。だから、ちゃんと銀行からお金を借りれられている会社は潰れるリスクは比較的小さい。

こっちも社風に影響すると思っているけどどうだろう。当然ではあるけども、より資金が尽きなように安定運行を求められるだろう。あんまり詳しくないけど、代表が借金の連帯保証人になっていたりするケースがあり、そうすると恐怖から「潰れないようにする経営」になりやすくなるのだろう。

アウトプットについて

技術ブログ

エンジニア人数がほどほどにいるなら技術ブログを見る。ちゃんと文章構造がしっかりしていて、新規性がある記事が多いと安心する。なんなら自分よりレベルが高いなと思えれば、怖いけどチャレンジする価値が高い。
「⚪︎⚪︎勉強してみた!」「〇〇(すごく汎用的な技術)を使ってみた!」とかばかりだと、ジュニアエンジニアが多いんだろうなと想像する。シニアエンジニアの人だと入ると辛い思いをするかも知れないが、むしろジュニアエンジニアを積極的に受け入れているという意味では、財務基盤がしっかりしているならジュニアの人はチャレンジできる環境としてありかも知れない。

広報記事

自社のことを客観的にみて、適切に情報提供しているか見る。
「弊社のスーパーエンジニアにインタビューしてみた!」「強強エンジニアがいます!」とかの温度感の記事とかが目立っていると、本当にその人はスーパーマンなのか、と冷静な目で見ちゃう。それ経験長いだけちゃうか、みたいな。
まじでスーパーエンジニアが居るならそれもいいアピール材料なのだけども、実力がある人の紹介をするなら、抽象度が高い言葉にしないで、淡々と同じレベルの専門家に分かる言葉を使って釣り上げればいいのに、と思ったりする。

社長の言葉

超アーリーステージだと、テックブログも広報もない。社長の言葉が全て。
直接会って、社長がビジネスモデルについて考え尽くしているか、実現する熱意があるか見る。
私は前職のM&Aクラウド社に代表含めて在籍人数4人の時に、代表の及川とカジュアル面談をさせてもらった。M&Aで世界を変える、という熱意もあったし、M&Aマッチングビジネスは既存の業界にあるニーズを考えるとすごく儲かるビジネスだと当時思った。何より、及川はすでに1社を立ち上げて売却しており、会社成長をさせる能力が証明されていたのは安心材料だった。
あとはフィーリングで決めた。

終わりに

以上。
特に何かを参考にしわたけでもなく、ファクトチェックもしていない、40分ほどで書いたメモ記事なので、内容については甘めに見てもらって、参考程度にとどめてもらえると助かります。